【離乳食】赤ちゃんに必要な栄養素

日常

赤ちゃんは生まれてから、たくさんの栄養が含まれている母乳やミルクで育ちます。生後5−6ヶ月を迎えると、食べることに慣れるため・アレルギーの有無を調べるために離乳食が始まります。そして生後9ヶ月をすぎ、離乳食カミカミ期に入ると3回食が始まります。
この頃になると授乳回数も減り、食事での栄養摂取が必要不可欠になります。そこで赤ちゃんの成長に欠かせない、栄養素についてまとめました。

必須!5大栄養素と働き

5大栄養素

  • 糖質(炭水化物)ーごはん、パン、麺、オートミール、いも等
  • 脂質ー食用油、バター、マヨネーズ等
  • タンパク質ー肉、魚、卵、大豆、乳製品等
  • ビタミンー野菜、いも等
  • ミネラルー海藻、ひじき、ナッツ等

引用:万田酵素ー健康情報ブログー

栄養素の働き

▶︎身体や脳を動かすエネルギー源(糖質・脂質)
▶︎身体をつくる(タンパク質)
▶︎身体の調子を整える(ビタミン・ミネラル)

身体や脳を動かすエネルギー源(糖質・脂質)。
エネルギー源となる糖質や脂質は、主食となる炭水化物に多く含まれています
たくさんの刺激を受けて動き、自分で考えて動くことが増える赤ちゃんにとても大切な栄養素です。
大人もたくさん考えた日は甘いチョコレート(糖質)が欲しくなると思います。

身体をつくる(タンパク質)。
タンパク質は、筋肉や内臓、髪の毛などの成長を促し、さらに免疫力を高めてくれたりと必要不可欠な栄養素です。
未熟な赤ちゃんの胃に負担がかかりにくい、消化しやすく低脂肪のものがおすすめです。
離乳食初期だと豆腐や白身魚、卵黄。
離乳食中期から納豆やまぐろ、鶏肉から始めるのが安心です。

身体の調子を整える(ビタミン・ミネラル)。
炭水化物やタンパク質が働くのを助けたり、健康の維持や体調を整えるのに欠かせない栄養素です。
ミネラルはカルシウムや鉄分など、食品ごとに含まれているも物が異なります。
ビタミンもまた、13の種類がありそれぞれ違った働きを行いますが、野菜や果物、穀物を満遍なく摂取することで身体の調子を整えます。

補いたい栄養素

  • 鉄分
  • カルシウム
  • 亜鉛
  • 食物繊維

鉄分

生後6ヶ月ごろの赤ちゃんは、胎内でママから貰った鉄分を使い切ってしまいます。また、母乳に含まれる鉄分も少ない為、鉄分不足となり貧血になりやすいと言われています。
鉄は体内の酸素を全身に運ぶ役割をしているため、とても大切な栄養素です。

鉄分を多く含む食材は、
赤身肉(牛肉や豚肉)、赤身魚(まぐろ、カツオ)、レバー、ほうれん草、小松菜等

鉄分はビタミンCと一緒に摂取すると吸収が促進されます!

ビタミンCを多く含む食材は、
ピーマン、果物(ゴールドキウイや柑橘系)、じゃがいも等

ビタミンCは水溶性で水に溶け込んでしまうので、
茹で汁ごとスープにするのがおすすめです。

鉄分入りのおせんべいやビスケットをおやつにあげるのも良いですね!

カルシウム

主に骨と歯に存在しており、残りは細胞内や体液に含まれています。
体内でカルシウムが不足すると、骨や歯から取り出してしまい骨粗鬆症リスクが高まります
カルシウムの吸収は、ビタミンDと一緒に摂取すると高まるのでおすすめです。

カルシウムを多く含む食材は、
牛乳、チーズ、豆腐、海藻、小松菜、いりごま等

ビタミンDを多く含む食材は、
キノコ、卵黄、鮭やさんま、しらす等

カルシウムも含有されているおせんべいがたくさんあります。
ピジョンのおせんべいは口溶けも良く、息子も喜んで食べています。

亜鉛

亜鉛が不足すると、味覚異常や皮膚炎を引き起こしたりケガの治癒が遅れてしまいます
また、亜鉛は体内のさまざまな酵素に働きかけるためとても重要な栄養素です。

亜鉛を多く含む食材は、
しらす干し、鰹節、豚レバー、きなこ、枝豆、全卵等

野菜や果物にはあまり含有されていないため、
魚や肉を積極的に取り入れるのがおすすめです。
また、タンパク質やビタミンCと一緒に摂取すると吸収率がアップします。

食物繊維

ごぼうや豆などに含まれる不溶性食物繊維は便通を良くしてくれ、
昆布やわかめなどに含まれる水溶性食物繊維は腸内細菌のバランスを整えてくれます

食物繊維を多く含む食材は、
きなこ、いも類、海藻、根菜、きのこ、果物、オートミール等

一気に食物繊維を摂りすぎると内臓に負担がかかってしまうので、
少しずつ様子を見てあげるようにしましょう。

まとめ

赤ちゃんに必要な栄養素をまとめました。
細かく見るととても大変そうに見えるので、野菜やお肉と豆腐などのタンパク質を混ぜてお粥にしてしまうなど、離乳食ならではの食べさせ方もおすすめです!あとは色のバランスをよくすると大体の栄養素は揃います。
栄養が心配な方は、捕食やおやつとして栄養分が補われているものをあげてみてください。
赤ちゃんと一緒に、家族で楽しい食事時間になりますように。

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